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漫画のセリフをご紹介いたします

  • 吉田

    「 こんにちは!人形工房 吉貞の代表の吉田です。当店は創業してから100年以上続く老舗の工房で、雛人形をはじめとする節句人形の販売を行っております。佐野市認定の指定無形文化財であり、国によって現代の名工として認められています。その技術が評価され、全国からご注文をいただいております 」

  • 吉田

    「 皆様は、お雛様はどうして飾るのかご存知ですか?私達は、日本の古くから伝わる文化をこれからも大切にしていきたいという想いがあります。今日は、お雛様を飾る本当の意味をお伝えさせていただきます 」

  • 吉田

    「 雛祭りは、桃の節句とも呼ばれ、日本の五節句のうちのひとつです。旧暦の3月3日は桃の花が咲く季節だったため、桃の節句と呼ばれるようになりました。節句とは、季節の節目に当たる日を指す言葉で、季節の変わり目に、無病息災、豊作、子孫繁栄などを願って、お供え物をしたり、邪気を払ったりする行事のことです 」

  • 吉田

    「 日本には古来から、木や紙で作った人形に、自分の不浄を移して、川や海に流して厄を払うという風習がありました。その風習と、平安時代、貴族階級の女の子の間で広まった、ひいな遊びという人形遊びが結びついて雛祭りとなったと言われています 」

  • 吉田

    「 そのことから、雛人形は「なでもの」と言って、赤ちゃんがお雛様に触ることで、赤ちゃんについている厄災をお雛様に移し、赤ちゃんがその1年健やかに過ごせるようにするという役目をもっているのです 」

  • 吉田

    「 雛人形は女の子の穢れを貯める器のようなものであるため、本来であれば人に譲ったりする物ではなく、女の子ひとりに対してひとつの雛人形が必要であると言えます 」

  • 吉田

    「 お雛様を飾るもうひとつの意味は予祝です。神道では、幸せや願い事は急に訪れるものではなく、前もって願ったり、お祝いをしたりする、つまり予祝をすることで叶うと言われています 」

  • 吉田

    「 雛人形は、そのひとつひとつに意味があり、 女の子の将来の幸せと健やかな成長を願っています。つまり、将来、お子様に実現してほしい幸せを表現している雛人形は、お子様の未来予想図とも言えるのです 」

  • 吉田

    「 それでは、七段飾りの雛人形のそれぞれの意味をご紹介いたします 」

  • 吉田

    「 お雛様の隣にお内裏様がいるのは、女の子が将来このような素敵な男性と巡り会えますように、という意味があります 」

  • 吉田

    「 三人官女は、お酒を注ぐ長柄や盃を乗せる台を持っています。これは結婚式の三三九度を表しており、女の子が適齢になった時、結婚ができますように、という願いが込められています 」

  • 吉田

    「 五人囃子の五という数字には、土という意味があります。土は、栄養を与え、育てるという役割を果たします。そこから、女の子が無事にすくすく成長できる力を願い、その力を囃し立てるという意味があるのです 」

  • 吉田

    「 四段目の左大臣、右大臣とも呼ばれる随身は、弓矢を持ち、悪者が近寄らないようにお子様を守ります 」

  • 吉田

    「 五段目にいる仕丁には、泣いている青年、怒っている中年、そして笑っている壮年の男性がいます。これは、人は人生において、泣くことも怒ることも笑うこともあるけれど、歳をとってからは笑って過ごせるように、という願いが込められています 」

  • 吉田

    「 このように、お雛祭りでは、女の子の幸せを願う予祝を行っているのです。ですので、皆様にはぜひ毎年、お嬢様のために雛人形を飾り、神様にお願いをしていただきたいと思います 」

  • 吉田

    「 また、節句はもともと不吉な時期とされていて、厄払いをする日でした。神様を招いて願い事をし、神様にお供えしたものと同じものを食べることで、悪い時期を乗り越えるエネルギーをいただくのです。 」

  • 吉田

    「 それを「なおらい」といい、お雛祭りにも同様の意味があります。お供えをするのは、お雛様にではなく、神様にしているのです 」

  • 吉田

    「 いつの世も変わらない子孫繁栄への願い。そして誕生した女の子の健やかな成長と幸せな一生を願う皆様の想い。そんな想いを伝える時間としての「お雛祭り」を、私達はご提案いたします 」

  • 吉田

    「 当工房では、大人になっても大切にしたくなるような、愛着のある人形の制作に努めております。また、独自の技法を用いて作品をお作りし、その後の時代を超えても修理や交換を重ねながら、長くお使いいただけるものと出会えるようサポートして参ります。ぜひお気軽にご相談ください 」